【触媒って何?】
「セラミック触媒」と、「メタル触媒」
セラミック触媒は、外側の筒(触媒が収まっているケース)と、触媒本体を溶接などで固定している訳ではなく、判り易く言えば接着材のような物で固定させています。 しかし、経年劣化にてその固定は外れ、中で触媒が動くようになります。これがまず症状の第一段階で、異音などが発生致します。
さらに進行すると排圧によって触媒本体が、ケース内で動くことでもろいセラミック触媒は、崩れていまいます。そうなると異音も大きくなり、排気ガスも臭くなるようになります。この状態を第二段階と言えます。
さらに進行すると最終的には、純正(セラミック)触媒本体が完全に崩壊してしまい、車の本来のポテンシャルを発揮することが出来なくなり車のパワーに影響を及ぼすのはもちろんの事、エンジンに悪影響を及ぼす場合もありますので、すぐにでも交換しなければなりません。
【純正触媒の交換】
純正触媒を新品に交換しようとすると、思いのほか高額で驚かれた事はございませんか? また、新品の純正品に交換しても同じ構造の為に、年月が経つと結局は同じ事の繰り返しになります。 また、オークションなどで中古の触媒を探されている場合には、注意が必要です。 ベンツの触媒のこのような不具合は、非常に高い頻度にて起こります。(リコールになっていないのが少し不思議ですが・・・) 貴方様のお車の触媒が壊れてしまったように、中古の触媒も同じように壊れる可能性がありますし、その期間は必ず短くなってきます。
【触媒修理】
触媒は、修理することが出来ます。 しかし、またここで注意が必要です。
「修理できる」とうたっている業者は、弊社を含めて多々ございますが、修理内容をしっかりとご確認下さい。
弊社では、セラミック触媒(純正触媒)よりも強度があるメタル触媒に交換しています。 またメタル触媒は、ステンレスになりますので、純正マフラーの触媒ケースにしっかりと溶接固定が可能ですので、中で動く事などございませんので、確実に修復可能です。
【ワンポイント!メタル触媒とは?】
読んで字の如く、メタル=金属製の触媒です。 メタルキャタライザー、スポーツ触媒などとも呼ばれています。 スポーツ触媒と呼ばれる様に、純正触媒(セラミック触媒)よりも排気効率が良くなります。 また金属製の為に非常に耐久性があります。しかし、高価な為に純正品として採用されているのは、一部のスポーツ車、高級車のみになります。
セラミック触媒とは、セラミック=陶器製になります。 陶器製の為に触媒ケースと溶接が出来なく、また割れたり、崩壊したり、削り取られたりします。
【修理方法は?】
修理方法は、お客様より修理されるノーマル触媒(マフラー本体)を弊社宛に宅配便にて送って頂きます。 お車を弊社に持ち込んで頂く必要がございませんので、全国どちらの方でも修理可能です。
それを弊社にてノーマルの触媒ケースを切り開き、崩れたセラミック触媒をきれいに取り除き、メタル触媒を埋め込んで再溶接致します。 ノーマルの触媒ケースをそのまま利用しますし、切る部分も純正マフラーの溶接位置ですので、修理後には外観上にもノーマル部品と全く変わり無い様に修理が出来ます。 しかし、外見上修理痕が無いために、逆にお客様には本当に修理したのか不安になられる可能性があります。 そこで、弊社ではお客様のマフラーの修理の際にその都度、デジカメにて修理内容を画像として保存しています。 修理後、お客様のメールアドレス宛に画像を添付させて頂きますので、お客様のマフラーの元々の状態や、修理内容がすべて判りますのでご安心して頂けます。